この記事は、以下の記事の続きです!
前回は初めての台湾高鐵(台湾新幹線)で台中駅に到着したところまででした。
今回はそんな台中での滞在記です!
台北から高鐵の列車に乗り込んで50分ほどで、台中駅に到着しました。
台中を出発して次の目的地に向かう列車は1時間半後。私の台中の訪問目的は「宮原眼科」です。早速、ここからの道順をGoogle先生にお尋ねします。
・・・あれ?駅から徒歩10分と見てきたのに、なんだかありえない遠い距離が表示されているぞ。。。
それもそのはず、”高鐵台中駅”と”台中駅”は電車で15分ほどの距離が離れていまして、言うなれば”新横浜駅”と”横浜駅”、あるいは”新函館北斗駅”と”函館駅”のような位置関係なのです。
あちゃー、これはやってしまったあ。。
あまりバッチリ計画を立てない性分なのですが、それが災いしました。
国内と同じ感覚で海外に出てはいけませんね。
とはいえ、せっかく寄り道したのですから、Googleで出てきた時刻表と睨めっこします。
どうやら、台中駅まで行って、ちょこっと宮原眼科を眺めつつ駅の周辺を歩いてみるくらいの時間は作れそう!
仕方がないので台中駅へ移動したいのですが、高鐵台中駅からは”台鉄”と”台中MRT”の2路線が出ていることを知りました。
えーっ、どっちに乗ればいいの!
MRTの方が街の中心地を通る??それとも台湾の国鉄たる台鉄台中線の方が中心駅を通っていて然るべき??
と、半泣きになりながら駅の乗り換えコンコースを小走り。Googleで路線の名前が出ているのに、ガラにもなく若干パニクッています。
このGoogleに表示されている列車に間に合わないと、”少しだけ台中駅のあたりを歩いてみる”時間すら取れません。
高鐵から見て台中MRTの駅の方が手前側にあるので、運賃表を眺めます。
・・・「台中」が無い!ということは、MRTは不正解か!
半ば賭けで、台鉄の方へ歩みを進めます。これがハズレだったら、もうMRTに戻っても間に合いません。
そして、台鉄台中線の路線図を発見!・・・台中がある!!これだ!
強い味方の悠遊卡*1を改札にタッチし、急いでホームに降ります。
間に合ったー!今まさに、台中方面へ向かう電車が発車せんとするところでした。
電車に乗り込んで、5駅目が台中。良かったー、なんとか着いたぞ!
ひとまず台中に到着できたことに一安心し、改札を出ました。
外に出て駅舎を振り返ってみると、まるで大阪駅を思わせるような巨大な屋根に、トンボの巨大なオブジェ。なぜトンボなんだろう?
台中駅から宮原眼科までは、徒歩でほんの数分。
それにしても、暑い。5月が終わろうとしている日でしたが、この日の台中は30℃を超えていました。
交差点の角に、お目当ての”宮原眼科”がありました!
映画というよりもアニメに出てきそうなアンティークな店内はとっても写真映え。
いろんなお土産品があり、上の階はカフェになっているようです。
近隣にも姉妹店があり、そちらでもアイスクリームなどが食べられるよう。
一瞬ですが、来てみて良かった!
高鐵の駅へ戻る列車の時刻も迫っているので、台中駅へ急ぎ戻ります。
行き掛けには気付かなかったのですが、地階にはものすごく「辰野金吾の匂いがする旧駅舎」が佇んでいます。
調べるとやはり「辰野式」の流れを汲む建築で、現在の駅舎が供用された2016年までのなんと約100年間、台中駅の2代目駅舎としてこの地を見守ってきたそうです。
”壮麗な造り”の現駅舎に対して、”荘厳な造り”という言い方が合いそうな旧駅舎。
日本統治時代の面影を感じながら、台中駅から列車に乗り込みます。
それにしても、台鉄の雰囲気と言うのは日本の在来線にそっくりなんですが、どうにも「整列乗車」という概念は無いようです。
列車が到着して扉が開くと、我先にと左右から人が集まってきます。
台北のMRTは、わりかしみんなちゃんと並んでた気がするのですが。
また15分ほど電車に揺られまして、高鐵の台中駅に戻ってきました。
高鐵の列車が来るまでまだ少しあるので、今度こそゆっくりエキナカを眺めてみます。
・・・やっぱり日本のお店ばかりじゃないか!笑
うーん、台湾と日本の関係、思っていたよりもさらに深いようだ。。
ということで台中を後にし、今度は高雄へ向かいます!
~~~⑥へ続く
というお話でした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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*1:交通ICカード