のどかな一人旅のお話。

暇さえあれば日本全国を飛んで、乗って、歩いて。そんな会社員のお話。

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函館・宝来町で2024年10月にリブランドして新規オープン!「ホテルエノエ函館」に宿泊したお話。

「市町村魅力度ランキング」では常にトップクラスに位置する観光都市、函館。

国内外から押し寄せる観光客の獲得競争は激しく、各ホテルがいろいろな特色を打ち出して、しのぎを削っています。

 ▼センチュリーマリーナ函館宿泊記▼

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 ▼函館国際ホテル宿泊記▼

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函館の人気観光地であるベイエリアからもほど近い宝来町で、2024年10月1日に新しいホテル「ホテルエノエ函館」がオープンしました。

もともとは1995年に「JALシティ函館」としてオープンしたあと、「チサングランド函館」「函館グランドホテル」「ホテルWBFグランデ函館」と何度かのリブランドを経て、新たにスマイルホテル系の新ブランド「ホテルエノエ」の1号店としてリニューアルされました。

笑顔と会話が重なる「笑の重(えのえ)」が由来のホテル名。

今回はもとから10月に函館へ行く予定があり、そのタイミングでこちらのホテルが新規オープンすることを知ったため、予約を取って宿泊してきました!

アクセス

電車の場合

函館市電の宝来町電停が最寄りです。

函館市電はひとつ手前の十字街電停から2つの系統に分かれてしまうため、宝来町電停を通る「谷地頭行き」の電車は2本に1本しか来ません。そのため、タイミングによっては、もう1本の系統である「函館どつく前行き」に乗ってしまい、十字街電停から歩いた方が早いです。十字街電停からでも、徒歩5分ほどです。

またベイエリア地区からも、十字街電停を通り越すルートで徒歩10分ほどの位置にあります。

コンビニはホテルから500メートルほど離れた場所にセイコーマートがあります。

飲食店は地元で評判のお店が多くあり、ディナーやランチで巡るのもオススメです!

周辺の建物よりも明らかに高いので、すぐに見つかります

車の場合

ホテル内に18台分の駐車場があるほか、近隣に提携駐車場があります。

『ホテルエノエ函館』駐車場のご案内|ホテルエノエ【公式】

ホテル内の駐車場は1泊1,200円、提携駐車場は1泊1,000円とのこと。

その他、ホテル内駐車場は宿泊中の出し入れができます(赤コーンで確保しておけるようです)が、提携駐車場の場合は出し入れができないそうなので、ご注意ください。

エントランス

エントランス周辺にプランターがたくさん置かれていましたが、苗木はまだまだ成長中のようでした。だんだんと綺麗な花に囲まれるようになりそう!

ロビー

2階に吹き抜けで、とっても明るく開放感があるロビー。

まだリニューアルオープンから1か月も経っていなかったので、中に入った瞬間に”あっ、新しい建物(内装)だ”という匂いがふわっと香ってきました。笑

フロント

チェックインは15:00、チェックアウトは11:00です!

白くて明るいロビーの中で、木目が落ち着いた印象を与えるフロント。

スタッフの方もまだ新人さんだったのか、対応や説明につたなさはありましたが、でも一生懸命な感じも受けて好印象でした。

アメニティバー

大きなホワイトボードに手書きされた周辺の観光案内が印象的な、アメニティバー。

部屋に設置されているのはタオル類のみなので、アメニティグッズは必要なものをこちらから。

ナイトウェアも部屋には無いので、必要な場合はここから取っていきます。ワッフル生地のワンピースタイプで、サイズはやや大きめでした。

ナイトウェアは各階のエレベーター横にも置いてあると、便利で良いかなと思いました。

ラウンジ

1階に宿泊者用のラウンジがあり、自由に利用できます。

テーブルが低く電源は無いので、作業をするには不向きですね。

ウェルカムドリンクを頂きながら少し歓談、くらいにしか使い道が無いかも。

ウェルカムドリンクは15:00~22:00の時間帯で自由にいただくことができます。

コーヒーマシン、函館牛乳、北海道名物のソフトカツゲン、アルコールがありました。

アルコールは赤白ワイン、焼酎、日本酒がありました!

自販機コーナー

ソフトドリンクの販売機、ソフトドリンクとアルコールの混合販売機、製氷機、電子レンジが同じスペースに設置されていました。

ソフトドリンク自販機はコカ・コーラの「Coke On」対応で、キャッシュレス決済もOKです。

コインランドリー

洗濯機と乾燥機が2セット設置されています。

洗剤は自動投入で1回300円、乾燥機は200円/30分です。

スーベニアショップ

ロビーの一角では、ちょっとした雑貨を販売していました。

専用のレジは見当たりませんでしたから、購入する場合はフロントで支払うものと思います。

エレベーター

エレベーターは2基。客室階のボタンを押すにもルームキーは必要ありません。

1階~2階の行き来は階段でも可能です。

2階から12階まで全て客室

客室(ダブルルーム)

今回は「ダブル」の部屋を利用しました。

13:00チェックイン/13:00チェックアウトという24時間ステイプランを利用したので、丸一日は私の家です。笑

客室は全体的に改装されているようで、まだ新しい匂いがしました。

反面、バスルームはオープン時からほぼそのままのようで、やや年季を感じました。

エアコンは集中管理で、温度設定はできますが冷房/暖房はモード変更できませんでした。

10月下旬になってもやや暑かったのですが、暖房しか入らず、適宜窓を開けて過ごしました。

照明スイッチにカードキーは必要無いタイプ

ベッド

めちゃくちゃ寝心地が良いベッドでした。枕も固め・高めの私好みで、ベッド環境は私にとっては完璧!笑

ベッドサイドには室内の照明スイッチ、読書灯、コンセントが3口も。枕を挟んだ反対側にもコンセントが1口あります。

ここ以外にも全体的に、コンセントが多い部屋だなと思いました。

テレビ

スマート機能対応のテレビが壁に据え付けられていました。

大きさは40型くらいかな?部屋の広さからすると、ちょっと小さいかも。

また位置が微妙で、ベッドの正面にあると良いなあと感じました。

デスク

デスク・・とはちょっと言えないスペースですね。狭いです。作業には不向きかと。

コンセントはコードが届きそうな範囲に4口あります。笑

ウェルカムアイテム

デスクの下の戸棚にスティックタイプのコーヒーとお茶が用意されていました。電気ケトルもあります。

最近のホテルにはよく設置されている、ネスプレッソやドリップポッドのようなコーヒーマシンは残念ながらありませんでした。

冷蔵庫

スイッチは直上にありますが、最初からONになっていました。

ツマミで冷え具合を調節できるタイプですね。

ハンガーラック

ハンガーラックと、その隣に姿見。消臭剤も用意されていました。

バゲージラックもあります。

この玄関横はスペースが広く、荷物を広げるにもやりやすいかと。

ユニットバス

やや広めかなと思います。

トイレはウォシュレット付き。

バスタブは身長180㎝の私でも一応足を伸ばせる大きさでした。

シャワーヘッドや水道のカランはピカピカだったので、リブランドに合わせてリニューアルされたのかも知れません。

床材には年季を感じました。笑

一点不便だなと感じたのが、ユニットバスの中にはコンセントがありません。

そのため、鏡を見ながらドライヤーやヘアアイロンなどを使うことができません。

対応策としてはデスクで、備え付けの折り畳み鏡を立てて使うしかなく、特に女性には辛い点かもしれません。

アメニティは「HAJIMARI」という宿泊施設向けのブランド

眺望

10階の部屋にアサインされたこともあって、部屋からの眺めがとても良かったです!

函館山と津軽海峡、そして対岸の青森県・下北半島まで見渡すことができました。

朝食ビュッフェ

朝食ビュッフェは2階のレストランで06:30~10:00(最終入場09:30)です。

外来向けの案内は見当たらなかったので、現状は宿泊者のみが対象と思われます。

公式ホームページでは「自分で作る手巻き寿司・海鮮丼、70種類以上の豊富なメニュー」とアピールされています!果たしてその内容は・・!?

ホールは明るく、客席もたくさんありました。

オープンしたててで平日ということもあってか、私がいた06:30~07:30すぎまでの間、私を入れて6組ほどの利用でした。ちょっと寂しいですね。週末はどんな感じなのか、気になります。

ビュッフェカウンター全景。

スタッフの方もやや手持無沙汰と見えて、積極的にオススメ料理の説明をしてくれたり、保温器具の蓋を開け閉めするサポートをしてくれました。

保温器具は容器と蓋が一体になっていないものが多く、外してはどこかに置いて、というひと手間が発生します。これだけ空いていれば気になりませんが、これで人が多くなると、混雑に拍車をかける要因になりそうです。

パン類。スプレッドの種類がすごく豊富ですね。

私ピーナッツバター大好きなんですが、置いてあるホテルを初めて見ました。

サラダコーナー。こちらはドレッシングの種類が豊富ですね。笑

スタッフの方に「まろやかたまねぎドレッシング」をオススメされたので使ってみたところ、なるほど美味しかったです。

サラダの具材では、ヤングコーンが特に甘みがあって良かったですね。

ホットミール。一切合切ふたを開けるわけにも行かないので、こんなお写真で失礼。

函館が誇る洋食店である五島軒のコラボカレーなんかも提供されているのは、頑張っている感じがしますね!

奥の蒸籠では「いかめし」を提供されていました。

こちらは味噌汁やスープ、湯豆腐なんかもありました。

あさりの味噌汁は出汁がよく出ていて美味しかったです。

白ご飯はボタンを押すとボトッと自動で出てくるアレです。

塩ラーメンは自分で作ります。

業務スープに冷凍麺という感じだったので、特に特徴は無かったですね。

センチュリーマリーナや国際ホテルのように、「朝ビュッフェなのにめっちゃ拘ってるラーメンだ・・!」という感じではなかったかな。

このお隣で「イカ墨オムレツ」と「十勝豚丼」のライブクックがあるようで、材料とフライパンが置いてあるのは目に入りました。

常駐の方はいないようなので、フロアにいらっしゃるスタッフの方に声をかければ作っていただける感じでしょうか?

ここがメインでアピールされている手巻き寿司、海鮮丼の具材コーナーですね。

”ホームページのメインで堂々とアピールするにはちょっと寂しいかな”というのが第一印象です。

イクラも取り放題ではありますが、正直なところ質はイマイチだったので、「いくらかけ放題!ご飯よりいくらが多いいくら丼を作ってやるぜ~」というようなノリでは来ない方がよろしいかと。あくまでも、丼や手巻き寿司のアクセント程度かなあ。

手巻き用の海苔は缶に入ってきちんとパリパリだったのでGOODです。お醤油の種類も多いですね。

こちらはデザート類。なかなか種類が多くて美味しそうです。

「北海道プレミアムヨーグルト」はすごく濃厚でしたよ。

せっかくなので、手巻き寿司をメインにして取ってきました。

朝食ビュッフェで手巻き寿司というと、以前泊まった「レフ京都八条口」を思い出します。家族連れには特にウケるんじゃないかと思います。巻き巻きするの、楽しいですからね。

 ▼レフ京都八条口byベッセルホテルズ宿泊記▼

nodoka-hitoritabi.com

まとめ

今回は平日の1泊2日朝食付き、24時間ステイプランで1万3,300円でした。

ホテル全体として明るい作りで、部屋では快適に過ごすことができました。

ただ正直なところ、公式サイトを見てハードルを上げすぎてしまったかも知れませんが、朝食ビュッフェは期待していたほどではありませんでした。

おかずやデザートは頑張っていると思うのですが、如何せん海鮮が、大々的にアピールするには微妙すぎました。

朝食ビュッフェでハイクオリティの海鮮を食べたければ、大人しくセンチュリーマリーナや国際ホテル、ラビスタみたいな”間違いの無いところ”に行った方が良いと思います。時期と日付を選べば、ぶっちゃけこちらのホテルとそこまで値段の差も無い上に、大浴場などもありますし。

いやちょっと厳しいことを申しているとは思いますが、平日でも朝食付き一人1万2~3,000円の価格帯で函館のホテル群に割って入ろうとするならば、この中途半端と言わざるを得ない海鮮のクオリティだと、見向きされないと思うんですよ。今回私が泊まったのと同じ日程で、センチュリーマリーナの朝食付きが1万1,000円で出てるのも見ましたしね。

公式ホームページの写真はとても期待させるものなので、一見客は来ると思いますが、朝食を目当てにリピートするかと言うと、他に選択肢がある以上はちょっと。。ですね。

であれば、もう少しお金を取って海鮮のクオリティに振るか、逆にいっそ海鮮は切って他をブラッシュアップするかしないと、リピート客を掴むのは難しいかなと。

スタッフの方は同じ系列のホテルから移って来られたであろう方、新規で入られたであろう方と入り混じっていましたが、みなさん対応が良くて、新しいホテルを盛り上げていこうと一生懸命に接してくださっているのを感じました。

特に朝食会場のスタッフの方は、まだ客数が落ち着いているのもあると思いますが、とてもホスピタリティに溢れる方ばかりでしたしね。

だからこそ、新規ホテルに期待して宿泊してみたお客さんのハートを掴んで二度、三度と泊まってもらうためにも、朝食の部分でもう一段、レベルアップされることを期待したいですね!

 

というお話でした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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