この記事は、以下の記事の続きです!
前回は高鐵台中駅で半泣きになりながら台中行きの電車を見つけ、無事に台中に降り立って一瞬の観光を終えたところまででした。
今回は、再び高鐵に乗って高雄へ向かい、これまた一瞬の観光をして、桃園へ戻るまでのお話です!
台中でのわずか30分ほどの観光を終えて、再び高鐵の台中駅に戻ってきました。
ここからは再びフリーパスで高鐵に乗車。終点の左營、高雄へ向かいます。
窓側の席に座り、「三井アウトレットパーク」なんかが現れる車窓にニヤケながら約1時間、終点の左營に到着しました。
ここもやはり位置関係としては、中心駅たる”高雄駅”に対して新設された高鐵用の駅で、”新高雄”とでも言うような場所にあります。
左營から北へ戻る列車は、わずか1時間15分後。この時間では、できることというのも自ずと限られてしまいます。
”美麗島(メイリーダオ、びれいとう)”という駅をご存知でしょうか。
アメリカの旅行雑誌が発表した「世界の最も美しい駅14選」というランキングがあり、その中のひとつとして選ばれた駅です。
(ちなみに、日本の金沢駅も選ばれています)
英名の「Formosa Boulevard(フォルモサ・ブールバール)」というのは、かつて台湾にオランダが入植していたころ、欧州の人たちがこの地をFormosa、ポルトガル語で「美しい島」と呼んでいたことに由来します。
またBoulevardはフランス語で「街路」といった意味があり、Formosa Boulevardで「美しい島の中心街」といったところでしょうか。
鉄道好きとしては、せっかくの機会ですからこの駅に行かない手はありません。
左營駅から美麗島駅までは、MRT一本で行くことができます。
悠遊卡の残額が少々心もとなくなってきたので、チャージしてから出発することにします。
台湾の悠遊卡のチャージ機が便利なのは、小銭も1元から入金できることです。財布の中の邪魔っけな小銭も、すべてチャージしてしまうことができます。
地元民に交じってMRTで約15分、目的の美麗島に到着。
階段を上がって改札を出ると、インターネットや雑誌で何度も見た光景が、目の前に広がっていました。
日本ではなかなか見る機会が無いようなステンドグラスです。思わず息をのんでしまいました。
これを直接目に焼き付けることができただけでも、今回超弾丸で高雄まで来た意味があったというもの。
「世界で最も美しい駅」にランクインした美麗島駅、それは確かなものだった・・!
そしてふと振り返ってみると、「みかんちゃん」なる高雄のキャラクターの姿。高雄はみかんが名産なのかしら?
滞在できる時間は限られており、左營駅では駅弁も買いたいので、そろそろ戻ることにします。
この日最後、3度目のなる高鐵の列車に乗るために、パスを見せて改札内に入ります。
ここでは「ザ・台湾」な駅弁を買いたいと思っていたので、早速駅弁売り場へ。
・・・来たは良いものの、ひとつの売店で一人のおばちゃんが改札内外それぞれへ向かって弁当を販売しており、なかなか改札内側にいるおいらに気付いてもらえません。笑
改札に入る前に買っておくのが正解だったか。
ようやく外側のお客さんが途切れたところで、声を掛けました。
欲しい弁当を指さし、一個欲しい!と伝えると、無事に伝わりました。
弁当が入った袋をぶら下げてホームへ降りると、乗車する列車はまだ清掃中。しばし待ちます。
ほどなくして列車に乗り込み、今回の旅行最後の列車旅がスタート。
桃園までは約1時間40分です。
早速、買ってきた駅弁をいただきます。
買ってきたのは「排骨便當(豚のスペアリブ)」、お値段80元。日本円換算で400円しません。やっす。
全体的に茶色いのが、見た目を気にしない台湾らしい。
デカい骨付きスペアリブにタレが染みた厚揚げ、茹で卵、揚げたすり身というラインナップ。
なかなか重そうな見た目ですが、ご飯の上に敷かれたキャベツと小松菜だろうか?がなかなか良いアクセントになって、意外とさっぱり頂けます。
お肉も案外柔らかい。
今回最後の列車旅、”台湾らしい”駅弁に満足することができました。
その後は疲れも出てきてウトウト、気付けば桃園駅に到着しました。
ここからはMRTで桃園空港に向かいます。
~~~⑦へ続く。
というお話でした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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