この夏も青春18きっぷのシーズンがやって来ました。
早速購入して京都と大阪に1泊してきたものの、手元に残り3回分のきっぷがあると、やはりどこかに行きたくなってしまうのが人情(?)。
そういえば、以前から人に勧められていたホテルが名古屋にあったな・・・。
ということで今回は、青春18きっぷを使って名古屋に行ってきました!
往路-東海道本線
前回の京都・大阪旅行で途中沼津に寄り道したというのに、今回もまた沼津駅で途中下車しました。
というのも、前回も行きたかったお店があったのですが、あいにくの定休日。そしてこの日は営業日!行くしかない!
ほんのり屋 上野駅店
この日は上野駅で乗り継ぎ。
乗ってきた常磐線の始発電車を上野駅で降りると、上野東京ラインの熱海行きまで約30分の待ち時間があります。*1
待ち時間を利用して、エキュート上野にあるおにぎり屋さん「ほんのり屋」で軽い食事をば。
朝6時半オープンということで、わが常磐線の始発電車が着くころにちょうどオープンです。
塩むすびと焼き鮭、赤だしの味噌汁をいただきました。わかめと豆腐のシンプルな味噌汁ですが、どこかほっとする味。米と味噌汁、自分の中の日本人のDNAが喜んでいます。
沼津駅
沼津といえば、言わずと知れた「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地。
いつからかJR東海が完全にアニメファン迎合に振り切り始め、何かにつけたコラボイベントはもちろん駅舎の外装までラブライブにしてしまうという、以前からすると考えられないような状況になっています。
主人公である高海千歌ちゃんの誕生日である8月1日を間近に控えたこの日は、既に千歌ちゃんのバースデー装飾になっていました。
沼津魚仲買商協同組合直営 あじや
前回も来たかったお店というのが、こちらです。
沼津港の商業施設である「沼津みなと新鮮館」の中にあります。沼津駅から沼津港まではバスで15分ほど(200円)。歩いても30分くらいで着きます。冬なら歩いても良い距離ですね。
去年の夏限定で販売されていたメニューが復活するという告知を見て、これは行くしかない!とチャンスを伺っていました。
暑いからね。冷たい茶漬け食べたくもなるよね。メニュー復活。 pic.twitter.com/UUIBgazIQi
— あじや (@numazukou_ajiya) 2024年7月18日
料理としては超絶シンプル極まりない内容です。
ご飯と鯵の干物、薬味に白だし、そして漬物。
「シンプルイズベスト」という言葉は、このためにある。そう思ってしまう。
脂がのった干物の身を自分でほぐして、その身と薬味をご飯に乗せ、冷たい白だしをかけて、するすると食べる。それだけ。それが美味い。
松坂屋名古屋店
沼津をあとにして、一路西へ。
途中浜松では温度計が39℃を指していることにゲンナリし、豊橋で35℃の表示を見たときには「なんだ、人道的な気温だな」と完全に感覚がマヒしている自分。
金山駅で東海道線の電車を降り、名古屋市営地下鉄の名城線に乗り換え。
名古屋の地下鉄に乗るのは久しぶりですが、えらい混んでますね。夏休みか。
出先のデパ地下を巡るのも好きな私は、いざ矢場町駅直結の松坂屋へ。
本館地下1階のお総菜売り場へ直行。うーん、目移りしすぎて、3周くらいしました。
最終的には「鶏三和」の焼き鳥弁当(100円引き)と醤油から揚げ、「柿安ダイニング」のジャージャー麺を購入しました。
ベッセルホテルカンパーナ名古屋
この日は名古屋駅から歩いて5分ほどの「ベッセルホテルカンパーナ名古屋」に宿泊しました。
▼宿泊記はこちら▼
復路-中央本線
2日目は帰るだけ。帰りは別ルートということで、東京~名古屋を結ぶもう一本の路線である中央本線を辿っていきます。
ホテルで美味しい朝食ビュッフェを頂いて、10時前にのそのそとチェックアウト。
名古屋駅
この日一本目は10:18発の区間快速中津川行き。「区間快速」なんて名前がついた列車だけれでも、名古屋を出て終点の中津川に着くまでに通過する駅は2つだけ。
中津川までは中央本線のなかでも「名古屋地区」と呼ばれ、名古屋都市圏内の需要が大きく、列車本数も多い区間です。新型車両の8両編成ですが、平日の日中ということもあり、途中の多治見を過ぎたあたりからは車内もガラガラ。
車窓を流れていく景色をぼーっと眺めていると、ほどなくして終点の中津川に到着。
中津川駅
およそ20分ほどの待ち時間で接続するのは、普通松本行き。8両編成の通勤型電車で運ばれてきた乗客が、2両編成のワンマン列車に詰め込まれます。
座席が全て埋まり、何人かは立っているくらいの乗車率で12:00に中津川を出発。
木曽谷の絶景を眺めながら、列車は一路、塩尻へ。
途中の奈良井駅では、奈良井宿の観光と思われる外国人観光客が大挙して乗り込んできました。
塩尻駅
中津川を出発して2時間弱、途中で降りていく乗客もほとんど無いまま、塩尻駅に到着。
「中央本線」は路線としては一本ですが、塩尻駅を境に西側はJR東海、東側はJR東日本が管轄しており、塩尻はいわゆる境界駅のひとつです。
これまでの駅は駅名標が当然JR東海仕様でしたが、ここからは見慣れたJR東日本仕様になります。
次の列車までの待ち時間は45分ほど。
45分というのは帯に短し襷に長しで、周辺を観光するには短いし、かといってぼーっと待つにはちょっと長い。
お昼時もだいぶ過ぎた時間なので、お蕎麦を頂くことにしました。
塩尻駅はJR東日本とJR東海の境界駅であるだけでなく、中央本線と篠ノ井線の結節点ともなる鉄道の要衝。
立派な駅舎を持ち、利用者数も多い駅です。
ここからはJR東日本の路線となった中央本線の電車で、次に向かうのは甲斐の国・山梨の県都、甲府です。
甲府駅
14:34の普通塩山行きに乗って、甲府に向かいます。
途中までは「夏~~!」という空で良い天気だったのですが、途中の小淵沢を過ぎたあたりからは俄かに曇り始めて、やがて雨が降り出しました。
甲府のひとつ手前、竜王駅で「運転間隔調整のため5分停まる」と放送があり、発車後も甲府駅手前の停止信号で10分ほど止まり、都合15分ほど遅れて甲府駅に到着しました。
スターバックスコーヒー セレオ甲府店
2024年2月に新規オープンした店舗。
それより前、スターバックスの山梨県の店舗で駅から徒歩圏内にあるのは、塩崎駅から15分ほど歩いたところにある「ラザウォーク甲斐双葉店」のみでした。
スターバックスの47都道府県メダル集めをした際は、山梨県がなかなかネックだったのです。
新規店舗のスタンプ収集も兼ねて、1時間ほど小休憩。
甲府から大月、東京、上野へ
甲府を17:29に出発する普通高尾行きに乗車し、1時間ほど揺られて途中の大月で下車。
ちょうど10分の接続で、大月始発の快速東京行きが出ます。
大月からはたっぷり2時間弱通勤電車に揺られ、ちょうど帰宅ラッシュの頃合いとなった車内は混雑。ここまでくると旅情も何もあったもんじゃありませんが、体に染みついた風景というもの。
終点手前の神田で山手線に乗り換えて上野に向かい、家へと向かう常磐線の列車に乗り込むのでした。
まとめ
私、実は中央本線を全線乗り通したことがなく、せっかく18きっぷで名古屋に行くので。。ということで、復路で中央本線を乗り通してみました。
東京~名古屋の区間で東海道本線と中央本線を乗り比べたことになるのですが、所要時間はやはり大きく変わります。
復路では10:18の列車に乗って名古屋駅を出発しましたが、ほぼ同時刻の10:16発、新快速豊橋行きに乗って東海道本線ルートに乗った場合、同じように途中で1時間のコーヒーブレイクを挟んだとしても、上野駅には18時前には到着します。
中央本線は営業キロで比べると30キロ長いだけ*2ですが、東海道本線ほど綺麗に乗り継げるダイヤにはなっていないこと、山岳路線でスピードが出せないことから、所要時間では大きく水が開きます。
ですが、海を眺められる東海道本線、山を眺められる中央本線と、それぞれ違った良さも感じます。
みなさんも青春18きっぷを片手に東京~名古屋間別線往復、いかがですか?
というお話でした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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