この記事は、以下の記事の続きです!
日帰り旅行だった過去2回と違って、初めて迎える台湾での夜明け。
窓から見える景色は全く見慣れない光景ですが、清々しい空は日本にも繋がっています。
さて、日本で鉄道博物館と言えば大宮や京都にあるものが有名ですが、台湾にも鉄道博物館があります。
現在の台湾の鉄道網は日本統治時代に整備された路線も多く、歴史的に日本の鉄道システムと深いつながりがあります。
ここは一人の鉄道好きとして、行かないわけにはいきません。
ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイをチェックアウトし、まずはこの日に宿泊するホテルへ荷物を預けに行きました。
台北MRTは電車内はもちろん、この黄色い線を越えた瞬間から改札内は飲食禁止です。ガムを嚙んだり水を飲むのもアウト、罰金を科されます。
中山駅から松山新店線(Green Line)に乗り込んで、南京復興駅へ。
2番出口からすぐの「ホテルメトロポリタンプレミア台北」に荷物を預けます。
「ホテルメトロポリタン」はJR東日本系列のシティホテルブランドですが、初の海外進出がこちらのメトロポリタンプレミア台北です。
「JR東日本大飯店」という直球な表記が良いですね。笑
前日に宿泊した日航ホテルほどは日本語を話すスタッフがいないようで、対応してくれたスタッフの方は華語か英語のようでした。
とりあえず荷物を預けて引き換えカードを貰い、いざ鉄道博物館へ。
松山新店線で折り返してくる形で、北門駅へ。
2番出口を上がってすぐのところに、今回訪問する「国立臺灣博物館鉄道部園区」があります!
メインの建物はやけに趣がありますが、もう明らかに匂ってくるように日本統治時代、1914年の建築です。
戦後も1993年までの長きにわたって、台湾鉄道の総局が入居していたそうです。
鉄道博物館としてリニューアルされたのは2020年7月のことで、意外と新しい施設だった!
さっそく入場し、チケットカウンターへ。
例によって、KKdayの事前バウチャーを購入しておきました。
ところが、バウチャーを印刷したものをカウンターのお姉さんに渡したものの、扱い方が分からない様子。
発券用のQRを指して「あなたのスマホで読み込んでみて」と言われたので一応やってみましたが、もちろんできません。笑
5分くらい格闘の後、先輩と思しき方がヘルプに来てくれて、あちらの端末に専用アプリが入っているらしく、そこから発券してもらうことができました。
ちなみに現地で購入しても大人はNT$100なので、事前バウチャーでも特段お得ということではなさそうです。
中に入りました。
展示物はの解説は基本的に華語と英語です。
所々に設置されているタッチパネル式の端末は日本語に設定することもできました。
ゆーて書かれているのは漢字ですから、なんとなくの意味を追うことはできますし、英語でも書かれていますので解説を理解することは可能でした。
長谷川勤介や後藤新平らの名前が解説の中に出てくるあたり、やはり日本との繋がりを強く感じました。
座席に座れる展示がありましたが、左右の窓を光が流れていくので、実際に走っているかのような感覚になります。
これ面白いですね。日本の鉄道博物館でも取り入れても良い気がする。
鉄道には”閉塞”というシステムがあって、その方式のひとつに「タブレット閉塞」というのものがあります。
日本でも地方ローカル線では今でも使われている方式で、台湾でも同じようなものが使われているようです。
鉄道模型のジオラマもありました。
一日に何度か実際に列車を走らせるデモンストレーションが行われるようですが、残念ながらタイミングが合いませんでした。
離れの建物が、お土産ショップになっていました。
鉄道にまつわる書籍や博物館のオリジナルグッズ、キーホルダーやおもちゃなど、日本の鉄道博物館と似たようなラインナップでした。笑
レストランもありました。
外にメニューの類が一切置かれていないので入りづらいですが、中では何組かが利用しているのが見えました。
日本の鉄道博物館と違って、車両の展示は一切ありませんでした。スペース的に厳しいのでしょうかね。
それを期待して訪れると、ちょっとガッカリするかも。歴史とシステムの解説がメインの質実剛健な展示です。
ガイドブックだと「一日過ごせる」なんておべんちゃらを書いてあるものもありましたが、ぶっちゃけ無理です。私は1時間で全て見終わりました。笑
夕方は九份に行くのですが、その前にお昼ご飯を食べます。
お店を予約した時間まで少しあるので、寄り道。
まるで御堂筋線の駅のような雰囲気のこちらは、中正紀念堂駅。
15分ばかり、中正紀念堂を観光してきました。
ふたたびMRTに乗り込み、南京復興駅へ戻ります。
サンリオコラボの改札機が可愛かった。
駅から15分ほど歩いてお店へ向かうと、ちょうど予約の時間になりました。
有名な「杭州小籠湯包」の民生東路店にやってきました。
庶民的な本店と違って、こちらはすごく煌びやかで観光客でも入りやすい店舗です。
ここもKKdayを使って予約して行ったのですが、NT$500で時間指定の予約をすることができ、しかもそのNT$500は予約金という訳ではなくデポジットとして食事代金から差し引かれるので、実質的には「便利なネット予約システム」です。
1名でも予約できたので、オススメします。
予約の人数と時間が書かれたバウチャーをスタッフの方に見せると、「あら?1人?」という反応だったので、もしかするとお店として本来的には2名からの予約なのかもしれません。
でもちゃんと予約できてたもん。実際、拒否はされずに通してもらえましたよ。笑
日本語表記がある分かりやすいメニューです。
小籠包の種類が凄いですね。
メニュー名が書かれた紙に数量を記入して渡すだけなので、注文も簡単でした。
酸辣湯を頼もうとして、「免香菜」というチェック欄が目に入り、秒でチェックを入れました。絶対パクチーです。パクチー、吐きそうになるので苦手。
スタッフの方に渡すと、”日本人?”と聞かれたので頷きましたら、カタコトながら日本語で注文の確認をしてくれました。
”いま、サンラータン、ネギよ。ネギOK?”だそうです。
パクチーは嫌いですが、ネギは好きです。OK、OKと言うと、私がつけた「免香菜」のチェックを消してくれました。
注文したのはこちら。
- 小籠包(ハーフ) NT$90
- エビ焼売(ハーフ) NT$130
- エビと卵の炒飯(醤油味) NT$260
- 酸辣湯(小) NT$80
- 杏仁豆腐 NT$90
サービス料が10%加算されて、合計でNT$715。3,200円くらいですかね。
小籠包は皮がとても薄く、肉汁たっぷり。鼎泰豊のものに似てます。
でも、、うーん、、鼎泰豊の方がさらに美味しいかな。。。あれは別格だ。
これも美味しいですよ!
海老焼売も海老がぷりっぷりです。
炒飯は恐らくタイ米を使用してますが、「タイ米はこうやって料理するんだ!」というお手本のような炒飯でした。
パラッパラながらしっとりしていて、とっても美味しかった。醤油の風味もしょっぱすぎず、すごく良い塩梅。海老も大きいのがゴロゴロ入ってます。
酸辣湯は噂に聞く「鴨の血」が入ってますね。こんにゃくみたいと形容されますが、特にクセは無く普通に食べられました。
ハーフサイズも選べて一人でも食べやすい量だったので、嬉しかったです。
炒飯の美味しさは印象に残りましたね。
ちょうどお店に入って食事中に土砂降りの雨が降っていたのですが、幸い夕立ちだったようですぐに止みました。
この後はいったんホテルで休憩したのち、いよいよメーンイベントの九份へ向かうのであります。
~~⑦へ続く。
というお話でした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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